2025.10.25

家づくりへの考え方の違いで家族解散の危機?

こんにちは、マーブルの菅原です。

育ってきた環境が違うので、価値観が相いれないケースというのは多々あります。

音楽性の違い(金のイザコザ)でバンドが解散するように、家づくりへの価値観の相違は即離婚の危機です。

 

養育費払うために稼がないと。。。

 

という冗談はさておいて、妻と会話していた時に1億あったら戸建てとマンションどっち買うか?という雑な質問を投げかけられた時の話です。

私の妻は、ハウスメーカーで設計をしているのですが、そんな相手に対して「絶対にマンション一択、金融商品だから!」という、夢も希望もない回答をしたところ、拗ねてしまいました。。。

 

まず、不動産に対しての考え方が全く違うので、尺度は儲かるか?儲からないか?になってしまうので、質問する相手を間違えています。

 

そりゃあ住宅購入なんてぜいたく品だし、いい家建ててほしいって仕事してるのはわかるけど、最近の住宅購入者層は資産性だとかこざかしいことばっかり言うんだから、いい家作ったら売れるなんていう考えはプロダクトアウトの発想過ぎて売れないよ!

そういう人に対して、買ったら儲かるっていうのをどうやって訴求するか考えたほうがいいんじゃない?なんて追い打ちをかけるようなデリカシーのない発言は、たぶんしてないと思います。

いや、してないことにしてください。。。

 

ただ、自宅を買うことは資産だ!含み益が出る!という考えには100%では賛同できない部分もあって、やっぱりどこまでいっても、自宅は本来ぜいたく品で、資産価値を重視して買うものではなかったはずです。

 

私たちの親世代は、自宅を買って一人前、むしろ自宅も買えないと恥ずかしいという感覚だったのではないでしょうか?

みんな結婚するし、みんな家を持つし、それができないのが恥だ!という感覚があったのでしょう。

私の父に、家を買ってよかったか?という質問をこの業界に入る前にしたときには、資産性なんてわからないけど、ずっと家賃払うよりは、ローン返済終わって住むところがあってよかった!というニュアンスの回答だった記憶があります。

 

住宅購入に対して、資産性の概念が強くなったのは、この10年程度の話のように思います。

アベノミクス以降、マンション価格だけがずっと右肩あがりできたがために、そのタイミングでマンションを買っていた人が儲かったという話で、相場の上昇で含み益を持つ人が都心部を中心に増えてしまったため、本来の目的を外れて資産性だ、キャピタルゲインだということが、住宅購入の中で大きなウエイトを占めるようになってしまいました。

ただ、これってビットコインを安いときに買っていてもっていた!と同じようなタイミングと運の要素が大きいよなと感じます。

ビットコインの存在を1BTC10万円になったというくらいのタイミングで知ってはいたのですが、買えなかった私は、投資の才能ないのかもしれないです。。。

 

結局は家なんて買いたいときが買い時です。

さらに商品の良し悪しは置いておいて、50年ローンなんていうとりあえず期限の利益を最大限に得られるローン商品もあるんだから、多少高くても思い立ったタイミングで買えるものを買うべきだ!といえるでしょう。

ただ、ローンの金額や負担が重くなればなるほど、やっぱり換金性が大事という話になりそうで。。。

そうすると、戸建ては資産価値の観点からやっぱり買えないよな。。。という結論に戻ってきてしまうと。。。

あれ、やっぱり家族解散の危機?という、妻との会話から考えた住宅購入論でした。

 

皆様の投資の一助となれば幸いです。

菅原

 

※無料コンサルティングについて※

弊社では、毎日1-3名限定で面談を行っております。(事前にご予約いただいた方のみ・オンラインも可)

収益物件購入・売却を検討されているお客様は、お気軽にお問合せページよりご連絡くださいませ。